物心ついた時からずっとそばにいたゲームという存在は、
ただ「楽しい」ということを超えて、
悩みから解き放ってくれたり、
過去や未来に向き合う勇気をくれたりした。
いまの時代に生きる僕たちが、
同じような気持ちを感じてもらえるゲームを生み出すには、
何をすべきなんだろうか。
SNS。ライブ配信。動画や音楽のサブスクライブ。
あふれた娯楽に誰もが時間をすり減らす、賑やかな時代。
ゲーム産業は拡大しているというけれど、
大きい組織も小さいチームも壁を感じている、窮屈な時代。
先人が築いた、ゲームを作る、届ける、稼ぐ知恵をただ信じ込むのではなく、
これを存分に生かし、時に大胆に壊す。
それこそが、時代とゲームに真摯であることだと思う。
厳しい局面に負けず、届け方にも作り方にも向き合い続けてゲームを作りあげること。
送り出したゲームが、誰かの中で、寒さに負けず咲く花のような存在になること。
それが“スタジオサザンカ”という名前に込めた約束です。